切手の買取り価値について(竜文切手と竜銭切手)
切手には郵便料金を徴収する役割だけでなく、国家の政策や文化の宣伝などをする宣伝媒体としての目的があり、古美術品としての価値があります。
国家的行事を記念して発行される記念切手や、国家的宣伝やキャンペーン、文化財の紹介などを目的として発行される特殊切手の他、現存枚数が少ない切手は希少価値から高く買取るお店も少なくありません。
以下は日本における切手について、Wikipediaからの引用です。
日本で最初に発行された切手は、1871年(明治4年)4月20日に発行された竜文切手であり、48文、100文、200文、500文の計4種である。
この当時はまだ通貨改革が行われていなかったため、江戸時代の通貨による額面表示がなされていた。
翌1872年(明治5年)には「銭」の単位に変更された竜銭切手が発行された。 なお、前2者を併せて竜切手と呼称する。 1883年(明治16年)には「円」の単位が表記された切手が発行された。
日本切手では、戦前は「大日本帝国郵便」と表記されるとともに菊花紋章が入っていたが、戦後は「日本郵便」と表記されるようになった。また1966年1月以降に発行された切手では、ローマ字による国名表記を求めるUPUの決定に従って「”NIPPON”」と表記されている。
日本でこれまでに発行された切手は、『さくら日本切手カタログ2018』に掲載された分だけで約8100種類に達し、その後も増え続けている。
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日本で最初に発行された切手は『竜文切手』とよばれるものでした。 竜門切手は、現存している数が極めて少ないため、状態に関係なく相場より高く買取られることがあります。
竜文切手について
サイズ19.5mm四方の正方形で、薄い和紙に印刷された日本で発行された切手の中で最も小さいものです。 目打も裏糊も無く、国名表記もされませんでした。
4種類ある竜文切手の額面は、通貨改革が行われていなかったため、江戸時代の通貨単位のままでした。
48文切手 Licenced under パグリック・ドメイン via ウィキメディア・コモンズ.(著作権消滅済)
100文切手 Licenced under パグリック・ドメイン via ウィキメディア・コモンズ.(著作権消滅済)
200文切手 Licenced under パグリック・ドメイン via ウィキメディア・コモンズ.(著作権消滅済)
500文切手 Licenced under パグリック・ドメイン via ウィキメディア・コモンズ.(著作権消滅済)
竜銭切手について
1871年(明治4年)に新貨条例制定によって新通貨『圓(円)』が導入されたことにより、翌年の1872年(明治5年)2月に、竜文切手に替わって、単位を「文」から「銭」に変更した竜銭切手が発行されました。
竜銭切手では、日本で初めて目打がされ、後期には裏糊もつけられるようになりました。
竜銭切手は、7月に「桜切手」が発行されたため、製造期間が極めて短いものでした。 そのため残存数が少なく、高額で買い取られることが多いです。
竜銭切手2銭 Licenced under パグリック・ドメイン via ウィキメディア・コモンズ.(著作権消滅済)